2019.12.2
Falkland Woolについて
南大西洋上の南極にほど近い場所に位置するフォークランド諸島は、豊かな牧草地があり、ペンギンが生息するなど、大自然にあふれた島です。夏でも最高気温が15度で冬になると氷点下まで下がるフォークランド諸島は、東島と西島の大きく分けて2つの島からなり776もの小さな島が集まっています。
国土は12,173km2で、おおよそ新潟県とほぼ同じ大きの島々にはわずか3,000人程度の方しか住んでいません。
しかし、この島にはなんと、1人当たり160頭もの羊がのびのびと暮らしており、その数は合計約50万頭にもなります。
19世紀にイギリス人入植者が羊の放牧を始めたことで盛んになった羊毛産業ですが、フォークランド諸島に生息する羊の羊毛は良質で有名です。スノーホワイトでとても白度が高いこと、毛足の長さ、光沢感と柔らかさの中にはしっかりとしたハリコシがありとてもバランスが良い羊毛です。
地元の若者たちが1頭、1頭、丁寧に手作業で毛刈りをしています。
そして、羊たちにも優しいノンミュールジングウールです。
「Falkland Wool」は茶色や黒のペルー産のアルパカの毛に、染めていない白いフォークランドの羊毛を混ぜ合わせて作った毛糸です。これはフォークランドウールの白度が高いからこそできることです。化学染料で染色されていないからこそ感じることができる素材の良さがあります。遠く離れたフォークランド諸島の空気を感じながらぜひこの糸に触れてみてください。